ベランダ防水工事の種類は?費用相場や業者の適切な探し方を紹介!

ベランダ防水工事

ベランダは家から張り出しているため、紫外線や雨水の影響を受けやすい箇所です。

ベランダの劣化が進むと、雨漏り・劣化の原因になるため、定期的に修理・メンテナンスをしなければいけません。

しかし、ベランダ防水工事の種類や費用相場を知らないと、専門業者へ依頼する時に不安だと思います。

本記事では、ベランダ防水工事の種類から費用相場、最適なタイミング、業者の探し方まで詳しく解説します。

これから、ベランダ防水工事を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

ベランダ防水工事をDIYでやろうとしている方向けに、事前に知っておくべき情報も載せています。

ベランダ防水工事の種類

専門業者に工事を依頼する前に、ベランダ防水工事の種類や特徴を知る必要があります。

最適なベランダ防水工事がどれなのか把握するためです。

  • FRP(繊維強化プラスチックス)防水
  • ウレタン防水
  • シート防水

ベランダ防水は主に3種類です。

では、種類ごとにどういった特徴があるのか見ていきましょう。

FRP(繊維強化プラスチックス)防水

FRP防水とは、強度・耐久性に優れたFRPを、防水に活用した施工方法を指します。

名前にもあるFRPは、繊維強化プラスチック防水(Fiber Reinforced Plastic)の略称です。

FRPは液状の樹脂(ポリエステル)に硬化剤を混ぜて、補強材であるガラス繊維を組みあわせています。

塗膜の硬化速度が速いため、何層も塗り重ねるものでも、短期間で施工可能です。

FRP防水はさまざまな強度が高いことから、一軒家のベランダやバルコニーで使用されます。

また、屋上駐車場や屋上緑化、プールなど、さまざまなところでも使われている傾向があります。

一方で、熱による伸縮性が低く、ひび割れが発生するかもしれません。

動きの少ない小面積に限定され、臭いが発生することもあります。

FRP防水は伸縮性が低くヒビ割れが発生する可能性がありますが、強度・耐久性に優れた施工方法です。

ウレタン防水

ウレタン防水とは、生成されたウレタン樹脂を施工箇所に塗る施工方法です。

ウレタンはプラスチックの一種です。

ウレタン結合と呼ばれる化学反応によって、生成される樹脂のことをいいます。

ウレタン防水は複雑な施工が可能なため、柔軟性に長けているといえます。

廃材が出づらく、コストパフォーマンスが高いのも特徴の一つです。

ただし、ほかの塗料に比べると耐久面が劣ります。

紫外線や雨、風に弱い傾向があるため、光沢感がなくなり変色することもあります。

ウレタン防水は紫外線や雨、風に弱いですが、柔軟性とコストパフォーマンスに優れた施工方法です。

シート防水

シート防水とは、塩化ビニール(熱可塑性の非結晶性プラスチック)とゴムでできたシートを貼り付ける施工方法です。

シート防水は広い面積でも、一度に対応できるのが特徴です。

もともとの製品を貼り付けるだけなので、品質の差が生じにくい傾向があります。

しかし、シート防水はシートが一体化しているため、亀裂が発生すると大規模な工事が必要です。

シート防水の施工可能な職人が限られており、ほかの防水工事と比べて高額になりやすい傾向があります。

施工面が平らでなければ施工できないため、室外機や複雑な形状の場合は弊害が生じるかもしれません。

シート防水は他の防水工事と比べて高額になりやすいですが、一度に効率よく行える施工方法です。

以上がベランダ防水工事の種類です。

ベランダ防水工事の種類によって、特徴が大きく異なります。

ベランダ防水工事を行う際は、種類ごとのメリット・デメリットを理解したうえで業者に依頼しましょう。

ベランダ防水工事の最適なタイミング

ベランダ防水工事の最適なメンテナンス時期は約10年です。

最適な季節は、梅雨前か秋が好ましいといわれています。

そのほかにも、ベランダの劣化・症状によって、最適なタイミングを見極める必要があります。

  • ひび割れ
  • はがれ・浮き
  • 雑草・コケ
  • 雨漏り

劣化・症状ごとに一つずつ詳しく見ていきましょう。

ひび割れ

ひび割れは、物体が耐えられる変形量を超えて変形したときに起こる現象です。

ひび割れの主な原因は、自然災害や紫外線による影響です。

ひび割れが発生すると、防水層を保護できない可能性があります。

防水層を保護できなければ、雨漏りにつながるかもしれません。

そうなる前に、ひび割れが見つかったら、早めに防水工事の専門業者に相談しましょう。

ひび割れは雨漏りにつながりやすいため、早めに対応すべき劣化・症状です。

はがれ・浮き

はがれ・浮きとは、くっついていたものが離れてしまう現象を指します。

はがれや・浮きが起きている場合は、防水シートが機能していないかもしれません。

防水シートが機能していなければ、雨水が侵入してくる可能性が高まります。

雨漏りが発生していると家全体に影響が出るため、シートを補修しなければいけません。

シートを補修する際は、全面的に行う必要があるため大がかりな工事が必要です。

はがれ・浮きは雨漏りしている可能性があるため、早急に対応すべき劣化・症状です。

雑草・コケ

雑草・コケは、地表や岩の上に植物的なものが成長した現象を指します。

雑草・コケは、主に水分や汚れ、淀んだ空気などで発生します。

排水口の周辺や雨水の逃げ道に生える傾向があり、水はけが悪くなる原因です。

水はけが悪くなった場合は、水たまりや劣化の進行につながるかもしれません。

雑草・コケは水たまり・劣化の原因になりますが、定期的に清掃すれば問題ないでしょう。

もしも、清掃しても汚れがとれない場合は、専門の業者に依頼することをおすすめします。

雨漏り

雨漏りは、雨が意図しない場所から建築物などの内部へ侵入する現象を指します。

雨漏りをしている場合は、防水シートが機能していない可能性があります。

雨漏りが進行し続けると、柱のさびと腐食につながるかもしれません。

柱のさびと腐食が発生すれば、建物全体にも影響するためご注意ください。

雨漏りしている場合は、家全体を劣化させてしまうため早めに対応すべき劣化・症状です。

以上が、劣化・症状ごとのベランダ防水工事の最適なタイミングです。

雑草やコケなど、自分で対応できそうな劣化・症状の場合は、慌てる必要がありません。

ただし、広範囲にひび割れ・はがれが発生している時は、家全体が劣化するため早急に専門業者に依頼しましょう。

ベランダ防水工事の費用相場

専門業者に依頼する前に、ベランダ防水工事の費用相場を把握してください。

ベランダの費用相場を把握していないと、通常よりも損をしてしまう可能性があるからです。

  • FRP防水の費用相場
  • ウレタン防水の費用相場
  • シート防水の費用相場

それでは、種類別にベランダ防水工事の費用相場を見ていきましょう。

FRP防水の費用相場

FRP防水の費用相場は、1㎡あたり6,000円から9,000円です。

費用相場耐久年数工事の日数
6,000円から9,000円/1㎡5年から10年1日から2日

FRP防水は、材料費がほかの防水工事よりも高くなる傾向があります。

ただし、工事の日数が短く、耐久性に関しても申し分ありません。

施工後のメンテナンスは、5年から6年に1度と定期的に行う必要があります。

FRP防水の費用相場は1㎡あたり6,000円から9,000円と高めで、耐久面を重視する方におすすめです。

ウレタン防水の費用相場

ウレタン防水の費用相場は、1㎡あたり5,000円から7,000円です。

費用相場耐久年数工事の日数
5,000円から7,000円/1㎡8年から10年3日から10日

ウレタン防水は、手軽でコストパフォーマンスにも優れているといえます。

しかし、工事日数はほかの方法と比べると、長くなるかもしれません。

メンテナンスは、5年から6年をめどに行いましょう。

ウレタン防水の費用相場は1㎡あたり5,000円から7,000円と安価で、コストパフォーマンス重視の方におすすめです。

シート防水の費用相場

シート防水の費用相場は、4,000円から8,000円です。

費用相場耐久年数工事の日数
4,000円から8,000円10年から15年1日から3日

シート防水は、ウレタン防水よりも価格が高い傾向があります。

一方で、メンテナンスフリーのため、余計な手間がかかりません。

シート防水の費用相場は4,000円から8,000円で、施工後の手間をかけたくない方におすすめです。

以上がベランダ防水工事の費用相場です。

ベランダ防水工事の費用相場を把握することで、高いか安いか判断できます。

どの種類が良いのか分からない場合は、専門業者に相談すると良いでしょう。

「ほかの工事の費用相場も知りたい」という方は、下記のURLからご参照ください。

屋根修理の費用相場はいくら?火災保険や屋根修理業者で費用を抑える方法!

ベランダ防水工事は自分でできる?

「ベランダ防水工事を自分でやりたい」という方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。

簡単な補修などであれば、自分でも対応できる可能性があります。

しかし、工事内容によっては、専門業者に依頼しなければ補修できません。

  • DIYはトップコートのみ
  • ひび割れ・雨漏りは専門業者に依頼すべき

それでは、工事内容ごとにDIYできるかどうか確認していきましょう。

DIYはトップコートのみ

ベランダ防水工事をDIYで行えるのは、トップコートのみです。

トップコートであれば、ベランダ防水工事の経験・知識が浅くても対応できます。

トップコートとは外壁や屋根、ベランダなど、建材の表面の最も近い塗膜を指します。

トップコートの塗装を行うことで、防水層の劣化を防げます。

トップコートの塗装を行う前に、ベランダの余計な汚れやごみを取り除きましょう。

ベランダを綺麗に清掃した後に、水性トップコートを2回塗りすると良いです。

ただし、シート防水の場合はDIYが困難なため、業者に依頼してください。

ベランダ防水工事をDIYで行えるのは、経験・知識が浅くても対応できるトップコートのみです。

ひび割れ・雨漏りは専門業者に依頼すべき

ひび割れ・雨漏りが発生している場合は、専門業者に依頼すべきです。

ベランダ防水工事に関する高い経験・知識が必要だからです。

ひび割れや雨漏りが発生している防水工事は、国家資格レベルの専門知識が必要です。

ベランダ防水工事の経験・知識がないのに工事を行うと、ベランダに不具合が起きる可能性があります。

ベランダに不具合が起きると余分な費用が発生する可能性があるので、DIYでやるのはおすすめできません。

FRP防水層やウレタン防水層の除去、塗り直しなども、素人が対応すると防水層を傷めるので控えてください。

以上がベランダ防水工事は自分でできるかどうかです。

DIYはトップコートのみ可能です。

そのほかの作業は、ベランダ防水に関する知識・経験がないとできません。

特に、ひび割れや雨漏りが発生した場合は、専門業者に依頼しましょう。

ベランダ防水工事の業者の探し方

DIYで対応できない場合は、ベランダ防水工事の対応可能な専門業者に依頼しましょう。

専門業者に依頼する際は、適切な探し方を知っておく必要があります。

業者によって、サービスや金額が異なるからです。

  • 実績・経験が豊富
  • 自社施工で柔軟な対応ができる
  • 口コミ・評判が高い
  • 対応が丁寧で分かりやすい
  • アフターサービスが充実

優良な専門業者を選ぶことで、高品質なサービスを受けられます。

サービスの質だけではなく、費用を抑えることも可能なのでこの機会に覚えておきましょう。

実績・経験が豊富

ベランダ防水工事の実績・経験が豊富な業者を探しましょう。

ベランダ防水の実績・経験が豊富であれば、高品質な施工を提供してくれます。

ベランダの施工実績に関して、ホームページに記載されているかどうか確認してください。

「施工実績〇〇件」「ベランダ防水工事に強い」など、実績・経験を強みにしているかもしれません。

また、ホームページの「会社概要」に、防水工事に関する資格を記載している可能性があります。

「防水施工技能士1級」や「一級樹脂接着剤注入施工技能士」など、国家資格が記載されているか確認してください。

防水工事の国家資格を持つ職人が在籍している場合は、高品質な施工に期待できます。

ベランダ防水工事の実績・経験が豊富で、国家資格を持つ職人が在籍する業者を選んでください。

自社施工で柔軟な対応ができる

自社施工で柔軟性のある業者を探しましょう。

ベランダ防水工事の修理費用を抑えられるからです。

自社施工とは、会社に在籍している職人が自ら施工を行うことです。

ほかの業者に依頼するのと比べて、仲介手数料が発生しないため修理費用を抑えられます。

特に、地域密着型の自社施工業者は、費用だけではなく柔軟性にも長けているのでおすすめです。

費用や柔軟性を求める方は、地域密着型の自社施工業者を選びましょう。

口コミ・評判が高い

口コミ・評判が高い業者などもおすすめです。

口コミ・評判が高ければ、それだけ支持しているお客様がいる証拠だからです。

まずは、Googleの口コミ・評判を確認しましょう。

ポイントは、良い口コミ・評判だけではなく、悪い口コミ・評判も確認してください。

どちらの口コミ・評判も確認することで、その会社のサービス内容や対応が見えてきます。

業者を選ぶ際は、星4以上で口コミが多い業者を選ぶと良いでしょう。

また、外部が主催しているコンテストでも、評価を確認できます。

会社のホームページで、防水工事に関するコンテストの受賞歴があるか確認してください。

大手企業や自治体が開催しているコンテストに受賞していれば、技術力の評価が高いといえます。

Googleの口コミ・評価が高く、コンテストの受賞歴のある業者を選びましょう。

説明が丁寧で分かりやすい

ベランダ防水工事を始めて依頼する場合は、説明が丁寧で分かりやすい業者を探しましょう。

疑問点・不明点などをしっかり対応してくれます。

例えば、見積もりの説明している時の業者の対応を見てください、

専門用語を使わずに分かりやすい言葉を使用していれば、依頼者のことを考えているといえます。

説明や見積もり時間が長い場合も、優良な専門業者の特徴の一つです。

防水工事が初めてで不安な方は、説明が分かりやすく時間をかけてくれる業者を選びましょう。

アフターサービスが充実

アフターサービスが充実している業者を選びましょう。

施工後の万が一に備えて、リスク管理をする必要があります。

ベランダ防水工事の専門業者でも、施工後に不具合が起きる可能性があります。

不具合が起きた場合は、契約内容によって追加費用が発生するかもしれません。

アフターサービスが充実した業者の場合は、保証期間内であれば無償で対応してくれます。

施工後の無駄な費用を抑えるためにも、アフターサービスが充実している業者を選んでください。

以上が専門業者の適切な探し方です。

地域密着型の自社施工業者で、説明が分かりやすければ依頼しても良いでしょう。

施工後の万が一に備えて、アフターサービスが充実している業者などもおすすめです。

「優良業者の探し方をもっと知りたい」という方は、下記のURLからご参照ください。

屋根修理業者の失敗しない探し方やポイント!悪徳業者の対処方法を紹介!

まとめ

ベランダ防水工事の種類は、「FRP防水」「ウレタン防水」「シート防水」の3つです。

最適なメンテナンス時期は、劣化の状況や種類に応じて異なります。

ベランダ工事をDIYで行う場合は、トップコートのみです。

そのほかの工事は高い技術力・経験が必要なため、専門の屋根修理業者に依頼しましょう。

初めてで不安な方は、事前にベランダ防水工事の費用相場を確認してください。

業者に依頼する際には、ベランダ防水工事の経験・実績が豊富な地域密着型の自社施工業者がおすすめです。

施工後の不具合に備えて、アフターサービスが充実しているところも良いでしょう。

雨樋修理は自分でできる?費用相場や修理方法を詳しく解説

雨樋修理

雨樋が劣化・破損した場合は、早急に対応する必要があります。

そのまま放置していると劣化や破損が広がるだけではなく、家全体に影響を与えてしまうかもしれません。

ただし、雨樋修理を自分で行う際は、正しい修理方法や手順を知っていないと、さらに悪化する可能性があります。

また、業者に依頼する場合も、費用相場を知らないと不安になりますよね。

本記事では、雨樋の役割や自分でできるかどうか、修理方法・手順、業者に依頼した際の費用相場まで詳しく解説します。

「雨樋修理を自分でやりたいけど不安」という方は、ぜひ参考にしていただけたら幸いです。

業者に依頼する方向けに、費用相場や業者の探し方などの情報も公開していますので、この機会にご覧ください。

雨樋(あまどい)とは?特徴や役割を解説

雨樋という言葉に、馴染みがない方が多いかもしれないので詳しく説明します。

雨樋とは、屋根に流れてく雨水を集めて、下水や地上に誘導する装置・設備のことをいいます。

「とゆ」や「とよ」と言われることがありますが、意味は雨樋と同じです。

種類は、丸型や角型、意匠(いしょう)型、内樋(うちとい)型などさまざまです。

雨樋を設置することで雨水がたまりにくくなり、劣化や腐食、雨漏りを防いでくれるという大きな役割を果たしています。

例えば、雨どいを設置すると外壁に流れる雨量を減らせるため、シーリングの劣化を防ぐことが可能です。

外壁の雨漏りの侵入も防げることから、家にとって重要な役割を持っています。

一方で、雨樋の機能が低下すると、雨水を集めるのが難しくなります。

雨樋が雨水をうまく集められない場合は、雨水がたまってしまいサビや雨漏りの原因になるためご注意ください。

雨樋が原因で、大きなリフォームが必要になる可能性もあります。

雨樋は、雨水を効率よく地上まで誘導する装置で、家にとって重要な役割があると覚えておきましょう。

雨樋修理・交換は自分でできるの?

雨樋修理はテープ補修や清掃など、簡単なものであればDIYで対応できます。

ただし、雨樋修理・交換のDIYは基本的におすすめできません。

雨樋修理・交換は高所作業で危険がともなうことが多く、正しい知識を持っていなければ対応できないからです。

2階建てや3階建ての一軒家の場合は、高さが6mから13mになる可能性があります。

もしも、あなたが高いところから落ちたら、ケガや事故につながるかもしれません。

ケガや事故につながれば、通院費・入院費などの余計な費用も発生するでしょう。

また、雨樋修理の経験・知識がなければ、施工の質が低くなるかもしれません。

施工の質が低ければ、根本的な解決ができずに、雨樋がさらに劣化する恐れがあります。

自分で行う前よりも劣化した場合は、DIYする前よりも費用が発生する可能性があると覚えておきましょう。

雨樋修理は簡単なものであれば自分でできますが、経験・知識がない方は業者に依頼することをおすすめします。

雨樋修理の費用相場

雨樋修理の費用相場は、1万円から50万円と非常に幅広いです。

雨樋修理の費用相場は、修理する工事内容や面積の広さによって異なります。

雨樋修理の工事内容や費用相場の詳細は下記の通りです。

工事内容金額
雨樋修理・交換(部分修理)10,000円から30,000円
雨樋のつなぎ目の修理5,000円から20,000円
雨樋修理・交換(全体工事)100,000円から500,000円
雨樋の清掃5,000円から30,000円

部分的な雨樋修理やつなぎ目の修理、清掃の費用相場は、10,000円から30,000円と比較的安価な傾向があります。

ただし、全体的な工事が必要な場合は、100,000円から500,000円と高額になると覚えておきましょう。

くわえて、足場の費用が15万円から20万円ほど発生いたします。

雨樋修理の費用相場は、工事内容や面積の広さによって金額が大きく異なります。

「ほかの屋根修理の費用相場も知りたい」という方は、下記のURLからご参照ください。

屋根修理の費用相場はいくら?火災保険や屋根修理業者で費用を抑える方法!

雨樋修理の方法・手順

「雨樋修理をどうしても自分でやりたい」という方も中にはいらっしゃいます。

雨樋修理を自分でやる場合は、どういった方法・手順を行うべきでしょうか。

  • 雨樋の修理箇所の特定
  • ネットやホームセンターで必要なものを購入
  • 専門家の指示に従って工事を進める

雨樋修理を自分で行う場合は、正しい方法・手順を知っておく必要があります。

それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。

雨樋の修理箇所の特定

まずは、雨樋の修理箇所を特定しましょう。

雨樋の修理箇所によって、用意するものが異なる可能性があるからです。

雨樋の修理箇所を特定する場合は、原因を知っておく必要があります。

雨樋の主な原因の詳細は下記の通りです。

  • ゴミ詰まり
  • 経年劣化
  • 自然災害による破損
  • 継ぎ目のはずれ

雨樋の劣化の主な原因は、ゴミの詰まりや経年劣化(年月が経って劣化すること)です。

また、自然災害や継ぎ目のはずれによっても、劣化・破損の原因になる可能性があります。

原因を知ることで、雨樋修理を行う際に必要なものが何か分かる可能性があります。

また、雨樋修理を自分で行うなら、修理箇所を正しく特定する必要があります。

修理箇所を正しく把握しないと、根本的な解決にならない可能性があるからです。

雨樋の修理箇所が正しく特定できない場合は、さらに悪化させるため自分で行うのをやめましょう。

雨樋修理を自分で行う際は、原因を正しく把握したうえで修理箇所を特定してください。

ホームセンターやネットで必要なものを購入

雨樋の修理箇所を特定した後は、ネットやホームセンターで必要なものを購入しましょう。

雨樋を修理する際は、修理するための材料を揃える必要があるからです。

まずは、大きなホームセンターで必要なものを購入しましょう。

  • コメリ
  • コーナン
  • ビバホーム
  • カインズホーム

近所の「コーナン」「コメリ」「ビバホーム」「カインズホーム」で、雨樋修理に必要なものを揃えましょう。

ホームセンターになければ、ネットで検索して必要なものを探してください。

  • ものたろう
  • 楽天市場
  • amazon

特に、「ものたろう」は職人もよく利用しているサイトなのでおすすめです。

質の良いものを低価格・適正価格で購入できる可能性があります。

ネットやホームセンターで必要なものを購入することで、スムーズに工事を進められます。

専門家の指示に従って工事を進める

雨樋の修理箇所と必要なものが揃ったら、専門家の指示に従って工事を進めましょう。

専門家の指示に従って工事を進めないと、さらに悪化する可能性があるからです。

例えば、SNSやネットで「雨樋修理 方法・手順」と検索してください。

SNSやネットで検索すると、雨樋の修理方法・手順について書いてあるので、その通りに施工しましょう。

雨樋の修理箇所に応じて対応することで、雨樋の劣化を防ぐことが可能です。

特に、屋根・雨樋専門業者が配信しているサイト・チャンネルは、情報が正確なのでおすすめです。

雨樋修理は、屋根・雨樋専門サイト・配信チャンネルの指示通りに工事を進めていきましょう。

以上が雨樋修理の手順・方法です。

雨樋修理を自分で行う場合は、修理箇所を正確に把握する必要があります。

事前に必要なものを用意したうえで、専門家の指示通りに工事を進めてください。

雨樋修理は高所作業のため、専門業者に足場だけでも組んでもらいましょう。

自分で雨樋修理ができないと判断した場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。

雨樋修理業者の適切な探し方

雨樋修理の依頼をしたことない方は、雨樋修理はどこに頼むのか迷ってしまうかもしれません。

ハウスメーカーや工務店、リフォーム業者、屋根修理専門業者など、さまざまな業者が存在するからです。

雨樋修理業者に依頼する際には適切な探し方を知っておくことで、どういった業者に依頼すれば良いのか分かります。

では、どういった業者に依頼すると良いでしょうか。

  • 雨樋修理の実績・経験がある
  • 自社施工
  • 説明が分かりやすく丁寧
  • 外部の口コミ・評判が高い
  • アフターサービスが充実している

上記の特徴に当てはまれば、業者の探し方で失敗することはほとんどありません。

具体的にどういった特徴なのか一つずつ見ていきましょう。

雨樋修理の実績・経験がある

まずは、雨樋修理の実績・経験のある屋根業者を探しましょう。

雨樋修理は、専門的な知識や経験が必要だからです。

雨樋修理の実績・経験は、会社のホームページをご確認ください。

雨樋修理の実績・経験がホームページに記載されている場合は、対応できる可能性があります。

特に、雨樋修理の実績・経験を強みにしている会社は、施工の質に期待できるためおすすめです。

施工の質を求める方は、雨樋の実績・経験が豊富な業者かどうか確認してください。

雨樋修理の実績・経験がある

雨樋修理の費用をなるべく抑えたいなら、自社施工の業者を探しましょう。

ほかの業者に依頼している大手の会社に比べて、雨樋修理の費用を抑えられます。

自社施工とは、自社の職人が自ら施工を行うことです。

ほかの業者に雨樋修理を依頼しないため、仲介手数料が発生しません。

仲介手数料が発生しなければ、余分な費用が発生しないので費用を抑えられます。

特に、地域密着型の自社施工業者の場合は、費用が安いだけではなく柔軟性にも長けている傾向があります。

自社施工は仲介手数料が発生しないため、雨樋修理の費用を抑えたい方におすすめです。

説明が丁寧で分かりやすい

初めて雨樋修理を依頼する場合は、説明が丁寧で分かりやすい業者を探してください。

雨樋修理を行った際に、説明が不十分だとトラブルに発展する可能性があります。

業者が説明する際は、下記のところを意識しているかどうか確認しましょう。

  • 専門用語を使わない
  • 途中で不明な点がないか聞いてくる
  • 時間をたっぷりかけている

雨樋修理の見積もりの説明を行っている時に、専門用語を使用しているかどうか確認してください。

説明の途中で、疑問・不明点がないかどうか確認してくれるのも、良い業者の特徴といえます。

説明に時間をたっぷりかけている場合は、依頼者様のことを第一に考えている証拠です。

雨樋修理を初めて依頼する方は、お客様第一で説明が分かりやすい業者がおすすめです。

外部の口コミ・評判が高い

外部の口コミや評価の高い業者なども良いです。

業者以外の第三者が口コミ・評価しているため、信憑性が高いといえます。

例えば、依頼を検討している業者のGoogleの口コミを確認してください。

Googleの口コミ・評判を確認してみて、高評価な場合は見積もりを検討してみましょう。

Googleの口コミ・評判が星4から星5の業者がおすすめです。

また、大手が主催しているコンテストに受賞している可能性があります。

コンテストで受賞している場合は、会社の口コミ・評判が高いと考えて良いでしょう。

「LIXIL」や「ジェルコ」、「住まいるダイヤル」など、大きなコンテストに受賞していれば間違いありません。

外部の口コミ・評判が高い業者は、高品質なサービスに期待できます。

アフターサービスが充実している

万が一に備えて、アフターサービスが充実している業者を探しましょう。

施工完了後に、トラブルが発生するかもしれません。

雨樋修理のプロに依頼しても、施工後に不具合が発生する可能性があります。

不具合が発生した場合は、追加で修理費用が発生するかもしれません。

余分な費用を発生させないためにも、アフターサービスが充実しているかどうか確認してください。

アフターサービスが充実していれば、施工後に不具合が発生しても無償で対応してくれます。

施工後のトラブルに備えて、アフターサービスが充実している業者を選んでください。

以上が雨樋修理業者の適切な探し方です。

業者に依頼すると高くなると思われがちですが、探し方次第で高品質なサービスを適正価格・低価格で受けられます。

修理費用や柔軟性を考慮すると、大きなメーカーよりも地域密着型の自社施工の専門業者がおすすめです。

「もっと屋根修理業者の探し方について知りたい」という方は、下記のURLからご参照ください。

屋根修理業者の失敗しない探し方やポイント!悪徳業者の対処方法を紹介!

雨樋修理の費用は火災保険で安くできる

雨樋修理は、火災保険で安くできる可能性があります。

ただし、火災保険で安くするためにはいくつかの条件を満たさなければいけません。

火災保険の適用条件の詳細は下記の通りです。

  • 自然災害で破損
  • 破損から3年以内
  • 修理費用が規定に達している

風やひょう、雪などの自然災害は火災保険の対象です。

地震は火災保険の対象外となるため、ご注意ください。

また、破損から3年以内や修理費用が金額に達している場合も適用の可能性があります。

金額の詳細については、加入している保険会社に確認すると良いでしょう。

雨樋修理は、適用条件を満たしていれば保険金を受け取れる可能性があります。

「火災保険について詳しく知りたい」という方は、下記のURLからご参照ください。

屋根修理の火災保険の適用条件は?申請方法や注意点を紹介

まとめ

雨樋は、雨水を効率よく地上に排水することで、家の劣化や破損を防いでくれます。

雨樋の劣化や破損がある場合は、外壁のヒビや雨漏りをする可能性があるため、早急に修理を検討してください。

雨樋修理を自分でDIYする際は、ホームセンターやネットで必要なものを購入しましょう。

購入したうえで、専門家の雨樋修理に関する情報を見ながら、指示通りに対応してください。

ただし、雨樋修理は高所作業で正しい知識・経験が必要なため、基本的に自分でやるのはおすすめしません。

雨樋修理は自分でできなければ、専門の業者に依頼しましょう。

専門の業者に依頼する際は、雨樋修理の実績・経験が豊富なところを探してください。

また、自社施工で説明が分かりやすい業者やアフターサービスが充実しているところなどもおすすめです。

雨樋修理は火災保険の適用条件を満たしていれば、保険金を受けられる可能性があります。

火災保険の詳細は、加入している保険会社にご相談ください。